半身浴のやり方と効用

半身浴とは

 

「半身浴」とは、お風呂の入り方のひとつです。肩まで湯船に浸かるのではなく、みぞおちの辺りまでお湯に浸かり、少し温めの温度にして、20分から1時間くらいかけてゆっくり入浴するというのが半身浴です。

 

また、腰までを湯に浸かる入浴方法は「腰浴」と呼ばれています。半身浴がへそより上、胸より下までのラインという汎用性がある入浴方法なのに対して、腰浴は、上半身は湯に入らないという入浴スタイルです。下半身だけ入浴という意味では、腰浴も半身浴のひとつと言えるでしょう。

 

また、「頭寒足熱」という言葉が昔からあるように、半身浴は足(下半身)を温めても頭を必要以上に温めるものではないという理想的な姿を実現する入浴方法です。湯船に肩まで浸かる「全身浴」に比べると、水圧を受けにくい分心臓などの内臓にかかる負担が軽減されるので、体力のない人や入浴で体力を消耗するのを避けたい人に最適な入浴方法と言えるでしょう。

 

ゆっくりと時間をかけて入浴をすることから、ただ体を清潔に保つという目的だけでなく、音楽を聴いたり、読書をしたり、といった「ながら入浴」が一般的です。
忙しい現代人にはなかなかまとまった時間を取ってのストレス解消が難しいという状況もあるのか、自宅で手軽にできる半身浴をする人が最近増えてきているようです。半身浴が流行しているお陰か、それに伴ってお風呂で楽しむためのグッズもよく見かけるようになりました。

 


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